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あなたは大丈夫!?万が一に備えるため民泊対応保険について調べた!

Airbnbを通さずに部屋を提供する機会も増えてきたので

Airbnbでは、万が一の事故に備えて「ホスト」を保護する「ホスト補償保険」が自動的に附帯することとなっている。

具体的な補償範囲や内容は、過去に保険の適用範囲をAirbnbサポートに問い合わせたことがあったので、そちらをご確認いただきたい。

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このようにAirbnbでは、ゲストがホストの所有物に対する損害の補償や、ゲストが第三者に対して与えた損害に対する補償を担保している。

 

僕はAirbnbを通して民泊を行うことのメリットとして、「ホスト保証」と「ホスト補償保険」がホストの「安心」を担保してくれていることが一番魅力的であった。

 

最近は、Airbnbを通さずともWechatで部屋情報を配信しているオリジナルページを通して予約の問い合わせが増えてきており、正直何かあった時の補償の担保がないことをネックに感じており、ゲストにお願いして無理やりAirbnbを通して予約をしてもらったりしていた。

 

2015年12月頃にAirbnbサポートセンターに問い合わせした当時には、民泊用の保険を取り扱っている保険会社は1件もなかったと記憶しているが、最近また調べ始めたところ、民泊用の保険が2件見つかったので(他にもあるかもしれないが、、、)、それぞれを比較してみた。

 

そもそも民泊で保険に関係する当事者とは?

・「オーナー」

 →所有物件の設備不備などにより生じたゲストや第三者への損害賠償

 →火災や地震による損害賠償

・「ホスト」

 →物件内の私用の家財具等をゲストに破壊されることによる損害賠償

 →ゲストが起こした事故による第三者への損害賠償

 →物件のオーナーへの損害賠償

・「ゲスト」

 →借りた部屋の物を誤って壊してしまったことによるホストへの損害賠償 

 →隣人にスーツケースをぶつけてしまい怪我をさせたことによる第三者への損害賠償

・「第三者」

 →民泊宅の火事の巻き添えで自分の家も燃えたことによるホストへの損害賠償 

 

通常、家を賃貸する際に一般的に「火災保険」と呼ばれる保険にほぼ強制的に加入させられるが、その保険の中身は「家財保険」と「借家人賠償責任保険」であることが多い。

この二つは簡単に説明すると、自分とオーナーのために掛けている保険である。「家財保険」とは自分の家財具等の損害補償であり、「借家人賠償責任保険」とはオーナーに対する損害補償である。

 

で、問題になるのが、自分(ホスト)ではなく、ゲストが起こした事故による損害は誰が賠償責任を負うかである。誰が起こした事故であれ、その家での事故だから、先に説明した「火災保険」で賠償可能であると考える人がいるかもしれないが、この場合は、「火災保険」の適用外となり、ほぼ確実に保険がおりないと思われる。

また、「火災保険」では、ゲストや第三者に対する損害補償がなされていないため、民泊を運営する上ではこの保険では不十分なのである。

そのため、ゲストや第三者に対する損害補償もカバーされた民泊保険という新しい保険が誕生しているのである。

 

<1>三井住友海上×JPモバイルの「民泊専用保険」

特徴

①ホストが所有している設備等の損害を補償

②オーナーに対する損害賠償責任

③ゲストや第三者に対する損害賠償責任

④近隣住宅への損害を補償

つまり、Airbnbで言えば、「ホスト保証」と「ホスト補償保険」が組み合わさった保険と言える。

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参照:https://minpaku-hoken.jp/new/

掛け金は年額50,000円〜となっていて、部屋の広さにより金額が変わってくる。

保険加入にはJPモバイル会員になることが必要である。会員サービスの一つとして保険もセットになっているようだ。そのため、保険以外にも、無料セミナーのご案内や、民泊申請書類の作成支援、民泊の運営課題分析、民泊の運営支援等が含まれた商品内容となっている。

minpaku-hoken.jp

 

<2>現代海上火災保険×民泊民宿協会の「民泊民宿協会会員補償」

特徴

①オーナーに対する損害賠償責任

②ゲストや第三者に対する損害賠償責任

掛け金は、1物件につき部屋の広さに関わらず一律13,900円となっている。

こちらも保険加入には民泊民宿協会会員になることが必要で、会員限定サービスとして保険が自動付帯するようだ。価格はこちらの方が安いが、その他のサービスはなく、ホストの私用家財具等の補償も付いていない。

つまりAirbnbの「ホスト補償保険」のみの補償ということである。

minpaku-kyoukai.com

 

比較表にまとめてみた

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 保険料だけ見てしまうと、三井住友海上の方は高く見えますが、その他のサービスが充実しているので、総合的にどちらが有益かを考えたほうが良さそうだ。

 

僕と同じく民泊保険の加入を検討されている方は参考にしてみてほしい。